2019年10月9日上尾市青少年センター2階会議室にて広報部会がありました。
そちらに講師としてお邪魔し、
「楽しく、魅力的な広報紙の作り方〜読んでもらうための工夫〜」というテーマで講演をさせていただきました。
内容は広報紙を作るにあたって、いかに楽しく魅力的に作るか、それは制作側の役員たちがイキイキと楽しんで作業することにかかっているということを話しました。3つの柱として、「デザイン」「企画」「創意工夫」というカテゴリでデザイナーの観点から情報をお分かち出来ました。
「デザイン」
ちょっとしたデザインルールと配慮をすることによって簡単に読みやすい紙面を作ることができます。
説明した基本的なテクニックは
・視線の動きを意識する
・ホワイトスペースを意識する
・文字のジャンプ率と対比を考える
・デザインの規則とリズムを意識する
いろいろなチラシや例題を交えて上記の内容を意識したものとしていないものではどのような違いがあるかも解説しました。
実際にテクニックを交えて広報紙を作る工程を説明しました。
「企画」
全国広報紙コンクールの入賞作品をいくつか紹介し、その中でも個人的に選んだ光る企画を紹介しました。
「創意工夫」
ゼロから作り出すのではなく、テンプレートやプロのサービスなどを駆使して、制作時間の短縮につながる情報をお分かちしました。
内容はこちらを御覧ください。
無料で本格的なテンプレートが結構あることを知り、PowerPointやWordでも広報紙を作れる可能性をお話しました。
グループワーク
その後今日学んだことを実践してみようということでグループワークを計画しました。
広報紙で使うようなタイトル、写真、イラストをシール用紙に印刷し、ハサミで切り出して好きにデザインをするという作業です。
それぞれのグループが知恵を持ち寄り、楽しそうに作業されていました。
完成した広報紙はその場でスキャンし、会場に投影し良いところを解説しました。
「権威のある人から1キロ行くよう要求されたなら,一緒に2キロ行きなさい。」私の好きな聖書の格言です。
仕事をするときに要求された以上のことを能動的にするなら、作業は楽しく充実したものになるという意味です。
前年度から引き継いてそのままそこに情報を落とし込んで行く制作方法より、自分たちの考えた企画と独創的なデザインで楽しく広報紙を作っていただければと思っています。