チラシや冊子を作製しようと考えていても、どのような種類の紙で厚みはどれくらいが何kgといわれてもよくわからない。
そんな方のために、紙の厚みについて詳しく解説していきます。
紙の厚さは【kg】で表記される
基本的に紙の厚みは【mm】ではなく、斤量(斤量)と言われる【kg】で表現されます。斤量とは、「原紙1000枚分の重さが何㎏になるか」で計算され、kgが低いほど用紙は薄く、高いほど用紙は厚いということです。
例えば斤量が58kgの時は、一般的なコピー用紙よりも薄く、新聞の折り込みチラシなどに仕様されることが多いでしょう。
他にも、どのような用紙がどれくらいの厚みであるのか、詳しい内容を紹介していきます。
斤量 | 厚みの印象 | 用途 | おすすめ用紙 |
58kg | コピー用紙より薄い | 新聞の折り込みチラシ | コート紙 |
70kg | コピー用紙とほぼ同じ | 冊子の本文用紙 | コート紙・普通紙 |
90kg | チラシでは定番の厚み | チラシの本文用紙 | コート紙・マット紙 |
110kg | ある程度しっかりした厚み | パンフレット・フライヤー | マット紙 |
135kg | しっかりした厚み | 表紙・ポスター | コート紙 |
180kg | 郵便ハガキとほぼ同じ | DM・ポストカード | マット紙 |
220kg | ハガキより厚みがある | 名刺・ポストカード | マット紙 |
斤量が多いほど紙は厚い
紙の厚みは、斤量で表現します。
さらに斤量の数値が高いほど、紙は厚いことがわかるので、用途に合わせてどれほど印刷する必要があるのか、適量はどれくらいなのか、斤量で見極める必要があるでしょう。
また斤量は、原紙の種類によっても違います。原紙はA列本判やB列本判などです。具体的には、原紙の違いで、どれほど斤量が変わるのか、表で紹介していきます。
| A列本判 | 菊判 | B列本判 | 四六判 | メートル坪量 |
チラシ | 28.5 | 31.0 | 43.5 | 45.0 | 52.3 |
文庫本本文・週刊誌本文・チラシ・コピー用紙 | 35.0 | 38.0 | 53.0 | 55.0 | 64.0 |
文庫本本文・ | 40.5 | 43.5 | 61.0 | 63.0 | 73.3 |
43.5 | 47.0 | 65.5 | 68.0 | 79.1 | |
週刊誌本文 | 44.5 | 48.5 | 67.5 | 70.0 | 81.4 |
ファッション雑誌本文・リーフレット | 46.5 | 50.5 | 70.5 | 73.0 | 84.9 |
57.5 | 62.5 | 87.0 | 90.0 | 104.7 | |
週刊誌表紙・パンフレット・DMはがき | 70.5 | 76.5 | 106.0 | 110.0 | 127.9 |
ファッション誌表紙・パンフレット・ポスター | 86.5 | 93.5 | 130.5 | 135.0 | 157.0 |
115.0 | 125.0 | 173.5 | 180.0 | 209.3 |
用途と斤量の違いについては、大体表の通りです。ただコート紙やマット紙、普通紙のどの紙の種類を利用するかによって、細かい斤量は変化します。
用途や紙の種類によって、適している斤量が異なるので、今回紹介した表を参考にしてみてください。